密着!スノーピークウェイ(杉江潤平)

2016/09/07 14:28 更新


少し前になってしまいますが、6月18、19日と岐阜・南乗鞍で開催されたスノーピークのキャンプイベント「スノーピークウェイ」に行って参りました。

スノーピークのカード会員と、開催地域周辺のショップ店員、本社部長以上の幹部が参加する交流イベントで、春から秋にかけて全国10カ所程度を巡回し、今年で19年目を迎える恒例の企画です。 

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 同社の急成長を支えるのはスノーピーカーとも称される熱狂的ファンですが、彼らのブランド愛を育み、客と客、客とブランドとの関係をより強固にするのがスノーピークウェイとも言えます。

つまり、スノーピークウェイとは“熱狂”を作り出される舞台。今回の取材でその現場を垣間見たわけですが、詳細は7月5日付紙面をご参照いただくことにして、今回のブログでは本編では使われなかった参加者やサイト、会場風景を撮影した写真をご紹介し、スノーピークウェイの雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。

 【関連記事】スノーピーク流“熱狂”の作り方

 

 

  

まずは開催場所について。ここは無印良品が運営するキャンプ場で、乗鞍岳の南面に広がる高原です。周囲には3000メートル級の山々があり、自然を楽しめる環境です。イベントはこのキャンプ場を貸し切って行われていました。

 

   

 


続きまして、サイトのスナップです。参加者自身でアレンジをして、新しい使い方を開発している方が少なくありませんでした。

こちらは「タシーク」という2ルームのシェルター(テント)に、エクステンション(同規格の拡張テント)を三つ連結させてらっしゃいました。

仲良し3世帯合同のテントサイトだそうです。中央のタシーク内にはジカロテーブルを二つならべて宴会仕様に。楽しそうでした。

 

   

 


こちらはランドステーション(折り紙のように形が変幻自在するタープ)とアメニティドーム(スノーピークを代表するテント)をつなげたサイトです。このようにサブポールをうまく活用すれば、非常に開放的な作りになります。

実はこちらのサイトの主はDIYの達人で、自作のクーラーボックスやテーブル、3段ラックなどを使われていました。カッコいい!

 

 

 


 

参加者はやっぱりファミリーが多かったですね。生後5カ月の赤ちゃんと参加されたご家族もいらっしゃいました。皆さん、品があって、装いからも生活やレジャーにこだわりを持っている印象を受けました。

スノーピークが近年力を入れているオリジナルのアパレル製品を着用される方も目立ちましたね。個人的にカッコ良いな~、と思ったのは、ペグをクロスさせたデザインのTシャツ。クールですね!

ここからは会場で撮影した諸々をご紹介します。

まず本当に印象に残ったのは、スノーピークの方とユーザーが親しく話されていること。社長だけでなく、現場の社員、店舗スタッフも積極的にコミュニケーションをとられていました。また、互いに名前も知っているケースも多く、かなり距離感が近いと思いました。お客様は嬉しいですよね。


 

   


 

あと、サービスのホスピタリティの高さ。

焚き火を囲んで酒を飲み交わす、恒例の「焚き火トーク」会場では、夏場とはいえ(標高が高いため)寒くなることに配慮し、ブランケットが用意されていました。

大人だけでなく、子どもも楽しめる催しが用意されていたのも、親には嬉しいですね。この日は宮沢賢治の『注文の多い料理店』を題材とした「アウトドア朗読会」が開催されていました。そして、二日目朝には、ミネストローネが無料で振舞われていました。

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 全体を通して感じたのは、(おそらくスタッフ側は準備に大変なのでしょうが)ゆっくりとした時間が流れていることでした。参加者の表情を見ても、満足されていることがうかがえます。

お客とブランド側が寝食を共にして楽しい時間を過ごすことが、相互の結びつきを強めることにつながっているのだと実感した次第です。


    



すぎえ・じゅんぺい 本社編集部所属。編集プロダクション勤務の後、03年に入社。大手アパレル、服飾雑貨メーカー、百貨店担当を経て、現在はスポーツ用品業界を取材。モットーは『高い専門性と低い腰』『何でも見てやろう』



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