「ケイタ・マルヤマ」 今秋冬はボヘミアンラプソディー

2018/04/06 11:00 更新


 「ケイタ・マルヤマ」(丸山敬太)は東京・神宮前のカフェで18~19年秋冬コレクションを披露した。3月末でマミーナとの契約を終了し、オーガニックコスメなどを販売するビーバイ・イーと新たに資本提携した新生ケイタ。新会社パッチワークス(長谷部啓介社長)として初のショー。

 テーマは〝ボヘミアンラプソディー〟。ペルシャじゅうたんやアンティーク家具を配した空間で、モデルたちはくつろいだ雰囲気で談笑する。彼女たちが身にまとうのは、シノワズリやフォークロア、フェミニン、クラシックといった要素を散りばめたケイタ・マルヤマのベーシックだ。

 チャイナカラーのブラウスとプリーツスカート、ラメジャカードのシャイニーなフレアドレス。つるんとした落ち感のフェミニンなルックは明るく軽やかな雰囲気とともに、アンニュイな夜のムードも併せ持つ。チェックやレパード、フラワー、レトログラフィックに、こっくりとしたイエローやグリーン、ピンク。カラフルなコレクションと赤いアイメークのスタイルはドラマチックだが、「コンバース」との組み合わせなどで日常を感じさせる。

 今後は、国内外でのイベントも検討中だ。デザイナーの丸山敬太は「空間で表現するほうがうちに合っているので、丸山邸ごと持っていって実売したり、若い人とのコラボレーションイベントも企画したい」という。

ケイタ・マルヤマ18~19年秋冬コレクション

(青木規子、写真=加茂ヒロユキ)



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