チャンス(藤永幸一)

2014/02/28 00:00 更新


カフェの隣の席で、アパレル関係と思しき男性の会話。

「ウェブの売り上げは好調だけど、店頭は今一つ!セールも、失速した店舗が多かった」。

「在庫内容がね、ぱっとしないんだよね」。

「スタッフの販売力にも問題はあるね」。

「うちもそうだけど、このところ、確かに、『接客力をあげるしか、差別化の切り口はない』ということをよく聞くね」。

たしかに、ウェブの売り上げは、ほぼ例外なく伸びています。お店というチャネルの伸び悩みとは好対照です。

店は、「経費」もかかります。その店を活かすには、結局はスタッフの資質が問われるという考えです。賀詞交歓会でも、「接客とサービス」が中心の挨拶が目立っていました。

このテーマにどう取り組むか?スタッフのスキルは、放置していて磨かれるものではありません。教育も必要、認める環境も大切です。

スタッフ教育に時間と経費を割いて、本格的に現場力を上げる試みが生まれるか?消費税アップにつながる駆け込み需要の盛り上がりで、一時的に売上があがり、その後の引き=冷え込みで、低迷が予測されます。そうなれば、また、セールやイベント頼みの営業戦略に走る・・・。

そして、「接客力を磨く」という言葉も小さくなっていくのでしょうね。

クライアントさんには、ことしこそチャンスと檄を飛ばしています。春の商戦は、駆け込み盛り上がりを待たずに、2月後半が勝負のタイミングと説いています!



20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!



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