会社の理念(藤永幸一)

2013/08/14 00:00 更新


昨日、あるアパレルの店長さんたちを対象に「マネジメント」研修を行いました。初回は「マネジメント」の意味をきちんと理解してもらい、仕事のスタンスを整えることが目的です。

冒頭で、その会社の「基本理念」を書いてもらうというミニテストからスタートしました。ところが、きちんと書けた店長は…ゼロ! これにはびっくりしました。

組織として、チームとして動いていくときに、基本理念」をよりどころにせずに、なにを基準にマネジメントをしているんでしょうか?

でも、このアパレルに限らず「基本理念」を粗末にしている会社は、案外と多いものです。

確かに、その会社の基本理念には、ちょっと恥ずかしくなるくらいに立派な言葉が並んでいたりはしますが、でも、そこに書かれたイメージを共有して、その具現化に努力をするのがマネジメントの第一歩のはずです。

ちなみに、私は研修の依頼を受けると最初に理念を伺い、何を大切にしたい会社を確認するようにしています。同じスキルでも、どのように伝えるか、フィードバックの言葉の選び方などが変わるからです。

創業された方々の想いが詰まった「理念」。大切にしたいものです。



20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!



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