パリ・ルーブル美術館を象徴するガラスのピラミッドで、現代美術家・彫刻家の名和晃平氏の大型作品「Throne」(スローン)が展示されている(18年7月~19年2月18日)。ピラミッド内で作品を展示するのはアジア人として初めての快挙。このプロジェクトを紹介しようと、銀座蔦屋書店は11日までの会期で、名和氏の個展を開催中だ。
会場ではルーブル美術館の展示を小型化した作品や、「スローン」シリーズの新作を見せている。ルーヴル美術館の記録映像や展示風景の写真と一緒に鑑賞できる。
蔦屋書店オリジナル作品集として、名和氏の活動と彫刻シリーズが収録されたアートブック「メタモルフォシス」も販売している。
銀座蔦屋書店は「アートのある生活提案」が店作りのコンセプト。「アートと日本文化にふさわしい作品を制作してほしい」と名和氏に依頼し、17年の開業時から同氏の作品を店内に展示している。