次を目指して〝東京ニューエイジ〟卒業

2015/12/04 06:30 更新


《スタンス》「コトナ」デザイナー 山下琴菜さん 

 一つのブランドとして勝負したい 

 ここ数シーズン、東京のデザイナーズブランドで、新世代の動きが目立つようになってきた。「マメ」や「アカネ・ウツノミヤ」「タロウ・ホリウチ」といったブランド群の、更に下にあたる世代だ。山下琴菜の手掛ける「コトナ」もその一つ。メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク東京の若手ブランドの合同プレゼンテーション「東京ニューエイジ」への参加をきっかけに、徐々に認知を広めつつある。


 山下は87年生まれの28歳。宮崎県出身で、学習院大学経済学部を卒業後、文化服装学院に入学。山縣良和が主宰するファッションスクール、ここのがっこうを経て、15年春夏にコトナを立ち上げた。

 ブランドを始めた頃、ちょうど若手のインキュベーションの仕組みとして、東京ニューエイジがスタートした。そこで、15年春夏、15~16年秋冬とニューエイジに参加。合同でショーや展示会を行ってきたが、16年春夏からは単独での展示会に切り替えている。それは、「もう若手という枠ではないところで勝負しなくちゃいけないと思った」から。

 

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