レディス市場では今春、出社や通学の機会が増え、きれいめな服の需要が高まった。オケージョンやオフィス向けが主力のブランドでも、コロナ下の不透明な市況に左右されず、好調を維持しているところが目立つ。原点に立ち返り、消費者心理に柔軟に対応した商品企画や販促で、ぶれない強さを見せる。
(関麻生衣)
「セルフォード」(マッシュスタイルラボ)はオケージョンドレスが主力商品。3月の売り上げは20年比73.9%増、21年比13.6%増。好調の理由は、コロナ下も求められているドレス需要に応えつつ、消費者の気持ちに寄り添えているためだ。原点を見つめるきっかけになったのは、コロナ禍で試しにワンマイルウェアを販売したこと。思うほどヒットせず、セルフォードにはエレガントなドレスが期待されていると改めて考えたという。
服選びが変化
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