福島市でファミリー向けセレクトショップ「ラージラブタウン」を運営するラージ。創業者の高橋義和会長は、一昨年秋に長年現場を支えた社員に事業を承継し別会社を設立、福島県産品の風評被害を払拭(ふっしょく)する目的で県産米の輸出事業を始めた。ラージは震災後の15年5月に店を郊外の広い敷地(約2300平方メートル)に移転、家族で楽しめる品揃えを充実し、コロナ下でもアウトドアイベントを継続してきた。「福島を盛り上げたい」との思いが取り組みの原動力だ。
(大竹清臣)
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