「ロエベ」はこのほど、クリスマスに向けたカプセルコレクション「ケン・プライス・カプセルコレクション」を発売した。ロエベはここ数年、年末直前に発売するカプセルコレクションを通じて、クラフトアーティストとの協業を行ってきた。今年はロサンゼルスを拠点に活動したアーティスト、ケン・プライスが選ばれた。
ケン・プライスは、60年代に米国内で名声を上げた。粘土を使って、明るい色の小さなセラミック彫刻やオブジェを制作していた。メキシコの土器をはじめとする伝統的な民族陶器に対する敬意、バウハウス的なクラフトと美術の融合を見ることができる。作品が放つエネルギーに魅了されたジョナサン・アンダーソンは、プライスによる手描きの作品からインスピレーションを得てコレクションを作った。
ヤシの木やイースター島、ロサンゼルスの街の風景など、ポップで楽しい図柄が特徴だ。鮮やかな色柄は、マルケトリー(レザー象眼)やプリント、編み込みで表現されている。アイテムはカーディガンやクロップトパンツなど。ゆったりとしたボリューム感とロサンゼルスならではの気楽さを表現している。カラフルな絵画は、シルクシャツやTシャツ、デニムパンツなどにプリントされている。パズルやハンモックといったシグネチャーバッグも、海や都会の景色の柄がポイントだ。