《データ活用でLTV経営になるために⑤》社内にどんなデータがありますか?

2025/10/28 13:00 更新有料会員限定NEW!


 ここまで顧客のLTV(顧客生涯価値)を知るには、顧客IDや購入履歴など様々なデータが必要とお伝えしました。データを活用して商売をするのは営業・販売部門であり、データを活用する仕組みの設計は情報システム部ではなく、営業・販売部門の仕事ともお話ししました。

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 私は文学部歴史学科出身ですが、書店時代には本に挟まったスリップ(紙)を集計して自分の担当ジャンルの売上高を速報的に確認し、翌日以降にレジのPOS(販売時点情報管理)データの集計を見ていました。ネット書店時代は、購入者はもちろん、サイトの滞在時間や閲覧ページ数、本の詳細ページを閲覧した人数(店頭で本を手に取った人数)まで確認、購入者を地域や性年齢別に分析もしていました。商売をしていたら、こうした情報を必ず見たくなりますよね。

基本的なデータベース

 小売り流通で扱う基本のデータベースは、大きく分けて六つです。

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