インドづくし、映画×衣料で販促

2016/08/31 06:51 更新


 インド生産のアパレル製品を国内外で販売するルシファーリサーチ(神真美代表)は、映画「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」を題材に、Bunkamuraル・シネマや「イエナ」と協業した販促を行う。また、業容拡大のため、インド製インテリアの輸入や製造、自社ウェブ販売やコンセプトショップの開設など計画中だ。

 同映画は名作「男と女」から50年目にクロード・ルルーシュ監督がインドを舞台に描いた恋愛映画で、9月3日から公開される。ルシファーリサーチの「ヌキテパ」が素材から縫製までインドで一貫生産している関係で、今回の協業が実現した。

 同ル・シネマでは9月4日、11日、18日、25日に来場者の中から各日抽選で合計22人にヌキテパのストールかバッグをプレゼントする。また3~30日に応募した来場客の中から抽選で秋冬物シルクドレス、ウールポンチョ、ショートブーツの3点セットを1人にプレゼントする。イエナでは8月1~18日まで自由が丘店など7店でヌキテパの期間限定コーナーを開いた。

 ルシファーリサーチは10年前にヌキテパを立ち上げ、現在販売先は国内ではセレクトショップ約40店、海外はアンソロポロジーやカリプソ、ABCカーペット&ホームなどに広げる。

 17年春夏物の小売価格はトップ1万~1万8000円、ドレス1万2000~2万4000円、パンツ7000~1万2000円、靴1万~1万8000円。

「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)」のカット

 

神代表の話

 インドの物作りはその歴史による独特な感性を感じるものであり、ヨーロッパのエッセンスを感じる部分もある。そんな感性にみせられてインドとのビジネスをスタートさせた ハンド刺繍やブロックプリントのような人の手が入る温かみのある物をベースに、今の時代に合わせた物作りを現地の人々と一緒に進化させてきた。ハンドメイドの物作りが改めて注目されている今、インドの物作りの重要性を再認識するとともに守っていきたい。

 

神代表(右)と来春夏物(左の女性)
神代表(右)と来春夏物(左の女性)


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