ルミネ大宮 商品撮影・配信ができるスタジオを設置

2021/02/09 06:26 更新


 コロナ下でオンラインを利用する消費者がさらに増える中、SNSでの情報発信やオンライン接客によって、ECやリアル店への誘客につなげ、成果を上げているファッションブランドが増えている。ただし、商業施設に出店するショップでは、配信する場所の確保に苦労することも多い。ルミネ大宮はこうしたショップの〝悩み〟を解消し、販売を支援するため、ショップスタッフが配信などに利用できる多目的スタジオ「いちろくスタジオ」を作り、「スタッフから好評」(村山均店長)だ。

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 昨年12月15日にルミネ1の6階従業員休憩室奥にあった約16.5平方メートルの部屋を全面改装して、開設した。SNSなどで配信する商品の撮影のほか、インスタグラムでのライブ配信や接客ロールプレイングなどにも利用できる。撮影用の備品のほか、マネキンや鏡なども揃え、外光も入るようにした。村山店長が館内の共用階段で商品撮影をしていたショップスタッフに「撮影に集中できる場所」が欲しいかを聞いたところ、「要望があった」ため、開設した。利用は事前予約制で、1ショップ1時間まで。「高い稼働率で、何度も利用するセレクトショップも多い」という。「リアルとオンラインを融合したオムニサービスの推進が今後の重点課題。スタジオをオムニサービス促進の場にしていきたい」としている。

撮影用備品も揃えショップの販促を支援する

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