群馬県桐生市のメイドイン・山本祐司代表 産地の可能性とゆるやかなつながり

2026/10/22 14:00 更新NEW!


山本さん

 メイドインは、群馬県桐生市の新町伝統的建造物群保存地区にある旧上野織物を改修している。民泊、産地のセレクトショップ、カフェを併設する複合施設を来春に開業する。代表の山本祐司さんは「桐生という街を未来に残していくためには、今も続く〝産地〟であることが唯一無二の武器」と考える。市内に分散する工場や工房で体験サービスも提供し、産地に触れる拠点として運営する。

【関連記事】エスティーカンパニーが「オン」と協業 桐生の魅力を知るウォーキングツアー

 山本さんは地元出身で東京で働いた後、20年に家族とUターンして起業した。市内では、こだわりを持った個店が増えている。「中心市街地にチェーン店が入り込む商圏がなかった」ことが桐生の良さでもある。さらに「エスティーカンパニー」「パーヴェイヤーズ」という「独自性の強い2店が存在していることで、自然と感度の高い層が集まり、その中で移住者が呼応して店舗を開く好影響もあった」。

 そこに存在するのは「ゆるやかなつながり」だ。「織物全盛の時代からライバルとして高め合ってきた街なので、皆で集まって一つのことをやることは苦手ですが、お互いを認めながら、程よい距離感で付き合う関係が心地よい」という。「課題や期待をシェアし、適度に目線を共有しながら、決して強制することなく、桐生という街の見え方を意識しながら日々それぞれで営む」姿勢を大事にしている。

関連キーワード専門店



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事