宝島社は、日本ABC協会による17年下半期(7~12月)の雑誌販売部数調査で、月刊女性ファッション雑誌では、同社の『リンネル』(17万7052部)が僅差で同社『スウィート』(17万5844部)を抜き、初の1位になったと発表した。
10年創刊のリンネルは「心地よい暮らしと装い」をコンセプトに“暮らし系女子”という新たな市場を創出、開拓した。読者層も10~70代と幅広い。
また、00年創刊の同社のストリートファッション誌『ミニ』(15万4286部)が前年同期比16%増で初のトップ5入りを果たした。購入者の約3割が10代で、流行の発信力やコアな情報を強みにこれまで雑誌を読んでいなかった若いSNS世代を取り込んでいる。
なお同社によると、日本ABC協会に参加する月刊男性、女性ファッション誌において、同社の10誌全てのファッション誌の累計販売部数の市場占有率は28%で、8年連続のトップシェアになったという。