《素材メーカーの開発拠点㊤》東レテキスタイル・機能資材開発センター 多様な環境再現の人工気象室

2023/07/21 06:30 更新有料会員限定


テクノラマGⅢでは複合的な機能評価ができる

 機能性や付加価値を持つ素材へのニーズが高まっている。素材メーカー各社は、そうしたニーズに応えるために、培った技術を生かし研究開発に力を入れている。

幅広い環境下に対応

 81年に発足した東レの「テキスタイル開発センター」(大津市)は、11年に機能資材・商品開発センターの機能資材開発機能を併合し「テキスタイル・機能資材開発センター」となった。遮熱素材「ガルフェン」や革新複合紡糸技術「ナノデザイン」を使ったシルキー素材「キナリ」などの開発に貢献した。特にナノデザインは髪やウールの構造をポリエステル繊維で再現した「キューティクル」や極細ポリエステル織・編物「ユーティーエス・フィット」など、技術を生かした素材の開発に力を入れている。

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