マツモト ランドセル「くるピタ」の売上倍増目指す

2019/11/06 06:25 更新


 バッグ製造卸のマツモト(名古屋市)はランドセルの「くるピタ」シリーズで、21年度向け新作を出す。年間2万本を安定的に売り上げているが、今後は4万本を目指す。

 くるピタの特許取得の回転式磁力開閉錠前は、指1本で簡単に開閉できる。耐久性にも優れ、例えば1キロの重りを落としても壊れない。量販店向けにはサッカーをモチーフに、錠前をサッカーボールの形にした。マチにはサッカーのエンブレムやトロフィーを刺繍。背カンはカラーを入れ、汚れが目立ちにくく、さりげなくおしゃれを主張する。素材はスーパータフガードで、通常の人工皮革に比べ耐久性が高く、傷になりにくい。ブラックレッドとブラックブルーの2色。5万6000円。

 百貨店向けには「バービー」と協業商品で、軽量化を目的にかぶせを短めにしたカジュアルランドセルを提案。ハート型の錠前で可愛らしく、キャメル、レッド、ピンクの3色を作った。7万8000円。

 くるピタは19年で発売から6年。「入学の時買った小学生が6年生になっても使ってくれた。メーカーの信頼度も高まった」(松本勝社長)と話す。今後感謝イベントを実施予定 。

サッカーをモチーフに男の子ウケを狙う


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