レディス「メヤメ」 着心地よく、さりげなく色気を

2021/01/04 11:00 更新


 レディスウェア「メヤメ」は普段使いの着心地の良さと、身体をきれいに見せる丁寧なパターンが魅力だ。デザイナーは、セレクトショップのオリジナルの企画やMDに携わっていた染谷めぐみと染谷裕亮。「ずっと手元に残しておきたい服」を作りたいと18年秋に立ち上げ、質にこだわるバイヤーの共感を得て、卸売り先は30件近くへと広がった。

 シンプルなのに、さりげなく色気を感じさせたり、メンズライクな一面を備えていたりと、モードっぽさが配慮されたバランスが光る。定番の長袖Tシャツは、天じくとテレコを重ねた作りで、ラフ過ぎないレイヤードが大人の女性に受けている。デニムパンツ(2万6000円)はフレアめのパターンをセンタープレスしてきりりと見せる。

 21年春夏は、オレンジや赤、ピンクなど、気分の上がる色を多めにして朗らかなムード。スラブ感がきれいなシャツドレス(3万3000円)は、インボックスプリーツの入った後ろ身頃をウエストで切り替え、ドレッシーなアクセントを入れる。ドット柄や花柄のマーメードスカートは、腰のラインを生かしたパターンでフレアラインを自然に見せた。きれいめのアイテムにメリハリを付けるのは、スキッパー襟のジャケット(2万4000円)。ざっくりしたリネンの生地を加工で柔らかな着心地に仕上げている。

ラフさときちんと感のバランスがデザインされている

後姿のラインにこだわったシャツドレス


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