テキスタイル企業の三星毛糸(岐阜県羽島市、岩田真吾社長)は、このほどパリで開かれた国際アパレル展示会「トラノイ・ファム15年秋冬展」に出展した。
同社は1887年に創業した尾州産地の老舗企業。グループには染色整理の三星染整、オーダー縫製のサンスタジオがあり、三星テキスタイルグループとしても事業活動している。
創業年度をブランド名に取り入れた自社ブランド「ミツボシ1887」のデビューコレクションとして発表した。
高品質な細番手カシミヤ・ウール混、通常では加工が難しいとされるシルク・ウール混など、日本国内での最高級生地を使用したストールやマフラー、カットソー商品を紹介した。また「時代を超えて愛されるデザイン」をテーマに、19世紀のアールヌーボー調の花柄やタイルモチーフをあしらった。
同社では「生地メーカー発のファクトリーブランドということもあり、多数のバイヤーから好評だった。東京でも展示会開催を希望する声も多い」として、3月末に、同社の東京ショールームでも展示会を開く。