3月から京都府精華町の住民を対象に、ウェアラブル技術を活用した健康ポイントサービスを開始するミツフジ(京都府精華町)。これを皮切りに、ほかの九つの自治体や、介護施設の入居者を対象に同様のサービス提供を予定しており、より多くの人の健康維持・増進に貢献したい考えだ。
(小堀真嗣)
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これまでウェアラブル市場が思うように広がらなかったのは二つの課題があったから。一つはウェアラブルを使いたい現場が腹落ちする製品を作ること。経営層は職場の労働安全衛生の観点で、ウェアラブルで従業員の業務上のリスクや体調の管理をすることにものすごく興味があります。一方、現場は従業員の体調と物(ウェアラブル製品)の管理を両方しないといけなくなる。衣服型なら洗わないといけないし面倒。現場の負担感を減らす製品・サービスを出し切れておらず、経営層と現場に乖離(かいり)があった。
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