こだわりの男×服、物語のある服作り

2015/11/13 06:48 更新


「モヒート」ディレクター・山下裕文さん うんちくだけでは響かない


 「モヒート」(ファイブポイント)は世界的な文豪アーネスト・ミラー・ヘミングウェイへのオマージュを込めたメンズブランド。だが、へミングウェイ自身のスタイルをなぞるのではなく、ブランドディレクターの山下裕文代表が彼の生き様や小説世界から想像の翼を広げて現代にも通じる男臭い服に落とし込む。

 メンズ市場では自分らしさや個性を深掘りする消費者が増えています。20年前は「みんなと同じものが着たい」という人が多く、流行に左右される度合いが高かった。

 「メード・イン・USA神話」を前提とした素材やディテールにこだわった商品が良いのは間違いないが、そうしたモノのうんちくだけを強調して売れる時代は終わったと思っています。着る人にとって、服自体がカッコイイか悪いかに尽きます。だから復刻版を作る気はなく、ストーリーがある服作りを大切にしています。男の服はコンセプト次第ですね。

16年春夏物で作ったリネン100%のコックジャケット
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「男の服はコンセプトが大事」と山下代表
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