モンクレールは東京・渋谷の公園通りに、デジタル体験ができる期間限定店をオープンした。創業70周年を記念した企画で、五感を刺激するコンテンツを通して、ブランドの魅力を探求できる。
入店するとデジタル画面と石の破片を積み重ねたデジタルマウンテンが迎えてくれる。スクリーンには、モンクレールのコアにある雪山の映像や山のグラフィックが映し出されている。パチパチと鳴る音がリアリティーをプラスする。
目を引くのは、アニバーサリーを象徴する白いマヤ70ジャケットを並べた巨大な壁。9月にミラノで開いたパフォーマンスイベントの映像が流れるプロジェクションウォールになっている。イベントには、創業年にちなんで1952人のダンサーやミュージシャンが参加。全員が白いダウンジャケットを着て、ドゥオーモ広場を埋め尽くした壮大なパフォーマンスの様子を垣間見られる。
円形のコーナーでは、マヤ70ジャケットを試着して、360度カメラによる撮影が楽しめる。大階段の頭上には、メタリックのダウンジャケットがブランドを象徴するかのように飾られている。
マヤ70ジャケットをフィーチャーしたNFT(非代替性トークン)作品も見どころの一つ。デジタルアーティストのアントニ・トゥディスコと協業して、イベントを開催した東京を含む7都市をテーマにした七つの限定デジタルアートを作成した。12月15日のオープニングイベントでは先着で500個をプレゼントした。
同店の期間は未定。23年夏には路面店としてオープンする予定だ。