システム開発のマイピック(東京、堀田彰文社長)は22年、デザイナーブランドに特化した生産管理システムをリリースする。堀田社長が専務を務める「アキラナカ」での7年にわたる運用・改修を経て、一般への開放を決めた。今春から数ブランドが試験版で運用する。中小デザイナーブランド特有の課題、とりわけ生産効率の改善に役立ててもらい、海外市場の開拓を後押しする。
(永松浩介)
経営に直結
デザイナーブランドは一般のアパレルと異なり、サンプルなどの修正作業が多く、プロセスごとの細かいコスト管理が煩雑。にもかかわらず、多くはエクセルなど一般の表計算ソフトを使用しており、内容の重複や入力・計算ミス、入力忘れも少なくない。数字の一元管理ができないから経営の実態もつかみにくい。「経営にも直結する生産にまつわる人的コストを効率化し、創作時間に充ててもらいたい」という。
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