中川政七商店 麻100%のインナーウェア「更麻」

2020/02/17 06:26 更新


更麻(生成り)

 中川政七商店は4月8日、麻100%のインナーウェアブランド「更麻(さらさ)」を発売する。

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 麻は吸湿速乾性、通気性に優れるが、ごわごわ、チクチクすることから下着にはほとんど使われていない。この新商品は麻の良さだけを取り出し、デメリットを解消した下着として開発した。麻はランジェリーの語源となった素材でもあり、かつては欧州の貴族が麻の下着を着用していたことも開発の動機となった。

 柔らかさと伸縮性は、麻糸のフライス編みで実現。糸にプロテイン加工して柔らかくし、糸切れのしにくい梅雨の時期に編むことで強度を持たせた。インナーに適した表面感で綿の4倍の吸湿性を備え、速乾性、蓄熱保温性もある。和歌山のオカザキニットが編地を生産し、京都府の吉崎縫製所が縫製する。

 デザインはシンプル。ネックラインや袖は光沢のあるテープで、上品で型崩れもしにくい。麻そのままの風合いの生成りと白の2色。商品パッケージは洗濯ネットに使える。レディスのM、Lの2サイズ。キャミソール7500円、タンクトップ7900円、ショートスリーブトップ8500円、ショーツ4800円。



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