中川絹糸の“洗えるシルク”　「難易度の高い細番化」に挑む

「プライムシルク」の240番双糸を使った丸編み

　絹紡糸メーカーの中川絹糸（滋賀県長浜市）が新素材の開発を加速している。技術力に磨きをかけて独自性を追求し、設備投資で安定品質の供給体制も整えている。国内外の顧客からの信頼をつかみ取りたい考えだ。

（小堀真嗣）

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　素材開発のベースは、主力の〝洗えるシルク〟の「プライムシルク」。約5年前に開発し、安定した品質と実用性が評価されてこの1、2年で収益に大きく貢献している。現在はプライムシルクを発展させ、特に糸の細番化に取り組んでいる。