ジュエリーブランド「ノグチ」が、東京・青山のショップをリニューアルした。
11年にオープンした青山店では、ていねいに年齢を重ねた大人の女性に向けたコレクションを同店限定で販売してきた。そのコンセプトはそのままに、より気持ちよく、リラックスして過ごしてもらえるようにと、内装を大きく変えた。
約100平方㍍の空間は、真鍮(しんちゅう)のフレームで縁取ったガラスのパーテーションで仕切られている。可動式で、小部屋を設けたり開放したりと、スペースの表情を変えられる。
新作も充実させた。ノグチで初めて手がけるパールのシリーズは、南洋の白蝶(ちょう)、黒蝶真珠を使う。大粒の真珠に穴を開け、ダイヤを散らしたリング(46万~130万円)を通したり、半分にカットした真珠をゴールドと合わせてブレスレット(260万円)にしたりと、大胆なデザインだ。
一粒ダイヤモンドのシリーズでは、3?の大粒の石をはじめ、色味もカットも様々なダイヤモンドを、その表情に合わせて留め方も変え、リングやペンダントにした。この他、オーダーで作るベビーのシリーズや、画像を昔ながらの銀板に写し取って作るロケットなど、パーソナルな記憶とジュエリーを結ぶアイテムも揃えている。