小田急SCディベロップメントは新宿駅南口で運営する新宿ミロードで、自社ECサイト「ミロードオンライン」の運用と越境ライブコマースを開始する。コロナ下で消費者の買い方が変化し、インバウンド(訪日外国人)を含めて来館客数が大幅に減少する中で、販売機会を拡大することにより「ショップを支援し、リアル店への波及効果を目指す」(宮野良子新宿南口営業室支配人)という。
(有井学)
ミロードオンラインは8月27日から運用を開始する。同社が自社ECサイトを設けるのは初めて。食品を含めた物販テナント約90店のうち、ファッション・雑貨を主体に48店が参加する。商品は専用サイトのほか、新宿ミロードのSNSやライブコマースなどを通じて購入できるようにし、「遠方のお客をはじめとした潜在顧客やライトユーザーの需要獲得も狙う」。売り上げは各ショップに計上し、「スタッフのモチベーションアップにつなげる」。