プリント加工のオリオン 印刷技術で強冷感を実現

2024/06/21 11:00 更新会員限定


プリント加工なので柄も様々に変えられる

 プリント加工のオリオン(奈良県大和高田市、辻本二社長)は、PCM(相変化物質)を使った冷感機能素材「クール・レジックス」を開発した。冷感性能を示すq-max値が0.65の高機能を実現する技術で特許を取得、寝装やアパレル、雑貨分野などで技術を活用した素材などの提供を本格化する。

(山田太志)

 マイクロカプセル内のPCMが体熱を感知して、固体から液体に相変化する時の吸熱効果を生かしたものだ。温度変化によって、繰り返し冷感を得られるのも特徴となっている。PCM・ウレタン樹脂・アクリル樹脂を複合し、スクリーンプリントで生地に固着する。

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