創業者が築いた会社を、どう次代へ渡すのか――オーティーエス(OTS、東京)の40年は、その問いへの一つの答えでもある。
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現社長の田中優一郎は、幼い頃から父である名誉会長・田中洋の背中を見て育った。父が独立した時は中学生。「鍋釜一つになっても構わない」という両親の覚悟は知る由もなかった。小遣いは少し減らされたものの、むしろ高校生になると、父に駆り出された倉庫作業のアルバイトに喜んで行ったほどだ。当時の学生の時給相場で見るとかなり高かったためで、友達も喜んでやってきた。多くを語らずとも、「おやじは人の心をつかむのが上手なんですよ」と笑う。
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