SNSで人気の「オーバープリント」は、ECと期間限定店で服を売るDtoC(メーカー直販)ブランドだ。運営するオーバープリント(大阪市、山脇孝志社長)は19年に創業し、22年の売上高は国内2億円、海外1億円を見込む。コロナ下でも「動きを止めれば忘れられる」と出し続けた限定店は開店前に数百人が行列を作ることもあり、3月には伊勢丹新宿本店でも開いた。アフターコロナは①DtoCの深掘り②海外販売③消費者変化への対応――この3点を重視して変化をつけ、「〝かみすぎたガム〟にならないようにしたい」考えだ。
(藤川友樹)
「レトロ50%・ストリート50%」をテーマに、イラストレーターらと協業したSNSで映えるグラフィックのプリントが特徴だ。しかし、イラストやロゴを打ち出したアイテムはすでに市場にあふれて食傷気味でもある。山脇社長は「みんな映えている=映えないという世界になってきた」と危機感を抱く。
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