パルコの「他社留学制度」 スタートアップに短期出向、DX推進人材など育成

2023/02/03 06:29 更新会員限定


SNSマーケティング企業のTieUpsに出向中の勝又詩織さん

 パルコは今期(23年2月期)から、社員をスタートアップ企業に短期間出向させる「他社留学制度」を実施している。パルコでの一定の勤務経験がある若手・中堅社員が主な対象で、「イノベーションや新規事業、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を担う人材を育成するとともに、社員の『経験価値』を最大化する」のが目的だ。副業を含めて働き方が多様化する中で、企業が社員の成長を後押しする取り組みとして注目される。

(有井学)

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 同制度は社内で希望者を募集し、リポートの提出などを通じて人事戦略部が対象者を選定、ベンチャーキャピタルのANOBAKA(アノバカ)が投資しているスタートアップ企業の中から、ふさわしい出向先を決め、約半年間派遣している。基本的に半期に1人を派遣しており、現在は2人目の対象者として、勝又詩織さんがSNSサービスを開発・運営するTieUps(タイアップス、東京、小原史啓代表)に昨年9月15日から勤務している。

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