【パリ=小笠原拓郎、須田渉美】25年春夏パリ・ファッションウィーク(PFW)は、若手デザイナーに混じって実力派デザイナーのショーも行われた。透け感のある素材に花の刺繍を施したドレスやフラワープリントのドレスなど花をモチーフにしたアイテムが広がっている。
(写真=ドリス・ヴァン・ノッテン、セシリー・バンセンは大原広和)
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ドリス・ヴァン・ノッテンは、6月のメンズコレクションの時期の発表を最後にドリス・ヴァン・ノッテン本人はデザインの一線から退いた。25年春夏のウィメンズコレクションから、デザインチームによるクリエイションとなる。その経緯を見れば、誰もがネガティブな予想を立てるのが普通だ。創業デザイナーが退いて、チームがデザインすることでブランドのオリジンが希薄になることはよくある。しかし、チームによる初のコレクションを見て、驚きを隠せなかった。チームでデザインしながらも、そのクリエイションがドリス・ヴァン・ノッテンそのものだったからだ。
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