25年春夏パリ・ファッションウィーク 女性の体を意識したラインが充実

2024/10/04 06:30 更新有料会員限定


 【パリ=小笠原拓郎、須田渉美】25年春夏パリ・ファッションウィークは、女性の体を意識したシルエットやヒストリカルなムードのコレクションが広がった。ルネサンスと現代の対比、女性の体に照準を合わせたボディーコンシャスなアイテムが目立つ。

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 ルイ・ヴィトンのショーが始まると床がせり上がってランウェーとなる。それはたくさんのルイ・ヴィトンのトランクでできている。カラフルな配色のトランクのランウェーに登場するのは、ニコラ・ジェスキエールらしい構築性とスポーティーな要素を組み合わせたスタイルだ。

 ふんわり大きな袖とペプラムディテールのジャケットにボディースーツ、タッセル飾りのジャケットにはバイカーショーツ。エレガントなトップにスポーティーなボトムやインナーが対比となる。

ルイ・ヴィトン

 この春夏は相反するもののコントラストで見せる。歴史や素材のコントラストを利かせたデザインで、ルネサンスと現代を対比させたり、構築性のあるフォルムとソフトな素材を組み合わせたりしている。ジョーゼットにプリントをのせたドレスにはビジュー刺繍のオーガンディを重ねて立体的に、ムースやレザーのドレスは構築的なフィット&フレアラインを描く。絵画のような柄のトップは、アーティストのローラン・グラッソの作品をプリントしたもの。トランクからデザインしたバッグやバッグの持ち手を使ったサンダルといったアクセサリーも登場した。

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