プチバトーは、ブランドの新スローガンを策定し、125年以上続くブランドのDNAの発信と、「子どもと自然をつなぐ」というミッションを掲げる。サステイナビリティー(持続可能性)を考慮した素材の使用率向上や環境負荷の少ない生産システムの導入、リサイクル可能な製品とサービスの展開を積極化。25年までに環境に配慮した素材を全製品で100%適用することと、「Bコーポレーション」の認証取得を目指す。
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新しいスローガンは「自由」「品質」「持続可能」の三つ。サステイナブルな服作りでは、20年春夏から新生児向けの全製品でオーガニックコットンを使用。新生児向けの全製品とベビー、キッズ、大人用の下着とパジャマなどは、繊維製品の安全性を証明する国際基準「エコテックススタンダード100」の認証を取得している。
フランス・トロワの自社工場では15年に浄水システムを導入し、コットン染色に関わる水の使用量を41%削減。ロシェグループ全体では、19年に仏企業として初めて、利益だけでなく公益を重んじる社会志向型企業に仏政府が与える「ミッション・カンパニー」の地位を獲得した。
4月29日から、ウェブサイトに新ブランドページを設け、ブランドヒストリーや今後のCSR(企業の社会的責任)に対する目標や取り組みを紹介している。新スローガンキャンペーンの一環として、インスタグラムの公式アカウントで、AR(拡張現実)カメラエフェクトを使ったゲームの提供も開始。自身の顔の動きに合わせてキャラクターが移動し、森の中の障害物を避けて冒険しながらTシャツの耐久年月を延ばすもの。楽しく遊びながら、洋服を大切にする気持ちや自然との関わりを感じられるゲームになっている。