23年春夏のメンズファッションを占う総合見本市ピッティ・イマージネ・ウオモが伊フィレンツェで閉幕した。展示会の規模としてはコロナ禍以前の半分ほどだろうか。しかし、ゲストデザイナーによるフィジカル(リアル)のファッションショーなどのイベントが相次ぎ、本格的な見本市の再開に出展者や来場者たちの熱気が感じられた。
(小笠原拓郎)
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102回目のピッティ・ウオモのゲストデザイナーは「ウェールズ・ボナー」。LVMHヤングファッションデザイナープライズのグランプリも受賞した注目のデザイナーだ。ショー会場の四角い空間には、コーヒー豆の麻袋のような布が敷き詰められた。それが、ジャマイカと英国にルーツを持つデザイナーのバックボーンを感じさせる。
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