【パリ=三冨裕騎】9月18日に閉幕した26~27年秋冬向けのプルミエール・ヴィジョン(PV)パリは、カットジャカードなどによる表面感や、ぬくもりのあるレトロな雰囲気の生地が目を引いた。チェックやストライプといった定番の幾何柄も多い。要素の組み合わせなどで新鮮さを打ち出している。
(写真=チェ・ミンキョン)
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領域横断で
ジャージー主力のギグーとグループで織物を手掛けるスフェット・エ・コンビエは連携を深め、ニットと織物の領域を横断するような素材を打ち出した。チェックやストライプといった織物で見られるようなモチーフを高密度に編んだニットで表現したり、ケーブル編みのモチーフをジャカード織りにしたり。クラシックで見慣れたモチーフを新鮮に見せた。織物にしか出せないシルエットやボリューム感なのにニットのモチーフという面白さもある。
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