デンマークの国民的キャラクター「ラスムスクルンプ」の絵本が、ようやく日本にも登場した。10月28日に小学館から発売されたのは「ラスムスクルンプ クリスマスのぼうけん」(本体1300円)。ラスムスと仲間たちが森の深くを探検し、妖精たちとの出会いを通じて成長する物語だ。
ラスムスクルンプの絵本は、誕生から64年間に21カ国で2000万部以上販売されている。日本ではRKホールディングス(東京、犬塚景子社長)がラスムスクルンプのマスターライセンシーで、14年からキャラクター商品事業を始めていた。絵本の出版にあたり、犬塚社長は「ラスムスクルンプの商品にはキャラがかわいいとの声が数多く寄せられ、小学生から大人まで幅広い世代の多くの方々からご支援をいただいている。今後は、絵本の出版を通して、ラスムスクルンプの世界観にも大きな声援がいただけるものと期待している」とコメントしている。
なお、先行するキャラクター商品事業は、14年11月の大阪・阪急うめだ本店でのイベント販売を皮切りに開始。当初約50品目だった商品数も今では約300に増加。常設売り場も、恵比寿プライムスクエアや原宿のキディランド、長崎のハウステンボス、千葉県の船橋アンデルセンパークに設けた。
今後は飲食事業の「ラスムスカフェ」開設も計画している。16年春にはセブン&アイ・ホールディングスが千葉県柏市に開発中の大型商業施設「セブンパークアリオ柏」内に、約120平方㍍の「ラスムスクルンプカフェ」をオープンさせる予定という。