【関連記事】【軌跡】《尾州産地の新たな発信拠点 一宮市の複合施設リテイル㊥》多様なテナントが生み出す空間
大正時代の建築
リテイルが1棟丸ごと借り上げ、運営している旧尾西繊維協会ビル。愛知県尾張西部地域での毛織物生産は明治期から始まったが、同ビルの建築が計画されたのは大正年間だ。
「計画直前に関東大震災が発生した影響もあり、当時としての耐震設計が施された」とリテイル社長の伊藤核太郎。構造物として頑丈に作られていることもあって、伊藤は「100年建築を目指す」と建物としての発信力を、リテイルの目玉の一つとしている。
毛織物で栄えた尾州産地の往時を伝える歴史的建造物である同ビルは、地域の産業観光の目的地の一つであり、見学者も多い。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!