異例づくしのNY「川久保玲」展、9月4日まで

2017/05/02 11:15 更新


 【ニューヨーク、小笠原拓郎、杉本佳子通信員】ニューヨークのメトロポリタン美術館のコスチュームインスティチュートで1日、レイ・カワクボ コムデギャルソン アート・オブ・ザ・イン・ビットウィーン(川久保玲/コムデギャルソン:間の技)」展のプレスプレビューとガラパーティが行われた。一般公開は4日にスタートし、会期は9月4日まで。

 川久保玲展は、今までの同美術館のどの展覧会と比べても異例づくしとなった。開場前、メトロポリタン美術館の外には過去に例のない長蛇の列ができた。川久保玲は、同美術館が取り上げる存命するデザイナーとしては、83年のイヴ・サンローラン以来。注目度はかなり高い。

 展示会場に着くと、白を基調とした明るい空間が広がる。コスチュームインスティチュートの過去の展覧会は殆ど、薄暗い照明の中で行われてきた。加えて、多くの展示物はガラス張りのケースを通してでなければ見ることができなかった。

 しかし川久保玲展では、頭上に設置されたガラス張りの什器が1つある以外は、すべて間近で直に服を見ることができる。非常に見やすい展覧会だ。

 一方で、通常美術館の展示物に付けられる「発表年とシーズン」の表示とキャプションは一切ない。時系列でアーカイブ作品を展示するのではなく、テーマごとに編集された展示となった。それが、川久保がファッションデザインの領域をどのように広げてきたかを浮き彫りにしている。(写真:HAYATO)

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