小売りのプロフェッショナルが手掛けるブランドが伸びている。マーケットを熟知したセレクトショップのバイヤーやオリジナルブランドのデザイナーが、そのスキルを生かして作るブランドだ。ここ数年は、アイテムを絞ってイメージやコンセプトを分かりやすく伝える手法が目を引く。4、5年前に広がり始めた流れが進化している。
(青木規子)
欲しいと思わせる気の利いたデザイン、手は込んでいるけれど買える価格、小売りのプロフェッショナルによるブランドは、コンセプトや価格が的を射ている点が人気の理由だ。ファッション好きの目利きのセンスと、小売りのプロの商売の感覚がうまく融合することで、高い消化率をたたき出している。ファッション消費が落ち込むなか、目立つ存在になっている。
■軽やかな量感がポイント
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