サザビーリーグのセレクトショップ「ロンハーマン」が、神奈川県逗子市に新店をオープンした。ヨットハーバー、リゾートマンション、結婚式場などの複合施設であるリビエラ逗子マリーナ内にあり、海を臨むブランドらしい立地だ。秋をめどにウエディングのプロデュースも始める予定で、こだわり婚を求めるおしゃれなカップルの間で既に話題になりつつある。
よりラグジュアリー
売り場は一層で、面積は約425平方㍍。従来の店舗は白木のルーバーをポイントにしたナチュラルな内装だったが、新しいコンセプトを導入した。白いモルタルの壁や天井、彫刻などのアートピースをポイントにした、モダンでクリーンな空間になっている。
品揃えは他店舗に比べて一格上で、レディスは「ボッテガ・ヴェネタ」「ザ・ロウ」などのハイブランドを扱う。メンズは「ビズビム」をコーナー展開しており、ビンテージの反物を使って、京友禅の職人がコイの柄を描いたという150万円のハワイアンシャツなどのスペシャルピースを販売している。
ショップ奥にはハーバーに面したデッキが広がり、そこにガラス張りのカフェ(194平方㍍、80席)がある。カフェも従来より一格上の位置付けで、葉山牛や地元で取れた野菜、魚などを使ったメニューを揃える。
ドレスや小物も揃え
カフェで結婚パーティーを開くことができる点も、同店の目玉の一つだ。ウエディングプランを成約した花嫁に向け、ブライズルームをショップ奥に備えており、そこで根岸由香里ディレクターがセレクトしたドレスや小物を選ぶことができる。「ヴィヴィアン・ウエストウッド」やルーマニアの「マリアルーシアホーファン」のドレス、「マノロ・ブラニク」「シャーロット・オリンピア」のシューズなど。販売のみでレンタルはせず、価格はドレスで30万~130万円。引き出物も、タオルやロゴ入りマグカップなど、ロンハーマンプロデュースの商品を揃える。
ウエディングプランの詳細は未定だが、秋をめどにスタートする予定。現在、見学を受け付けている。パーティーのプランニングや進行はロンハーマンとリビエラ東京が組んで進める。