《トップに聞く》ロイネ社長 橋本徳也氏 創業110周年に向け、3つの柱で事業運営

2024/03/28 12:30 更新有料会員限定


橋本徳也氏

 ロイネは今年1月に創業108年を迎え、海外進出では7月で30周年となる。26年度の110周年に向けた中期経営ビジョンの重点課題として、技術力や開発力を生かした商品力強化、人材確保と育成、企業ブランド力の向上の三つを柱にした事業運営を進める。

(北川民夫)

 技術力や開発力の強化では、付加価値品の開発に力を注ぎます。業界全般に業績が厳しいときには、どうしても定番商品に依拠する傾向があります。しかし、技術力の強化や継承を背景とした付加価値品の開発をおろそかにしては企業の発展はありません。当社では、匠(たくみ)の技術を持つベテランのチーフテクニカルアドバイザーを筆頭に技術チームを構成しました。インナーやシャツ、スポーツなど全社各カテゴリーに横断的に対応する技術生産管理のセクションを設けて全体的な底上げを図っています。

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