サックスバーホールディングス(HD)は昨年から徐々に業績が回復し、10月以降、復調ぶりが目立っている。売り上げ以上に粗利益率も向上したことで、進めてきた店舗の増床改装、OMO(オンラインとオフラインの融合)、ギアーズジャムの拡大などに取り組んでいく。
(武田学)
同社は昨年3月以降、復調傾向で、10月から売り上げ回復が顕著になり、11月が前年同月比13%増、12月7%増で、現在コロナ前の9掛けの水準まで戻っている。今期(23年3月期)は退店50、出店16の計画を進めている。退店は小型店が中心で、「サックスバー」業態を中心に既存店の増床改装を推進し、230~330平方メートルの店舗が増えてきた。