サマンサタバサジュパンリミテッドは、グループのバッグ、アパレル計4ブランドとアニメ「美少女戦士セーラームーン」の協業商品を集めた期間限定店を伊勢丹新宿本店2階のイベントスペースに開設している。31日まで。
初日は開店時に行列ができ、キャラクターのパネルでデコレーションされたショップを携帯電話で撮影するファンであふれた。同ショップは、サマンサグループと伊勢丹、バンダイとの共同企画で、好実績を残した昨春に続き2度目の試みとなる。協業ブランドは、アパレルの「ハニーバンチ」「リッチミープレミアサロン」(ともにバーンデストジャパンリミテッド)、「シークレットハニー・バイ・ハニーバンチ」(エスト)に加え、今回新たにバッグの「サマンサベガ」(サマンサタバサ)が加わった。
売り上げは「前年比50%増を目指したい」(伊勢丹新宿本店)とし、4日から一部先行予約販売していた伊勢丹オンラインストアでの動きも好調だ。4月には大阪のルクアイーレでのイベントも予定している。
商品は、セーラームーンのファン層と重なる20代後半から30代の大人の女性を意識してデザイン。ムーンスティックやシルクハットなどファンにおなじみのモチーフを、ジャカードやレースでドレスに取り入れたり、バッグの金具に使うなど、さりげなく楽しめるよう工夫した。アニメ主人公の月野うさぎがこうしたアイテムを着用したイラストパネルも作製。スペシャルアイテムとして、14万円のマキシドレスや37万円のティアラも販売している。
セーラームーンは生誕20周年プロジェクトを通して盛り上がりを見せており、子供時代にグッズなどに憧れを持っていたファン層が自由に買い物を楽しめるようになり、関連商品も人気を集めている。