サザビーリーグは、昨年4月に設立したDX推進室で、グループ全体のデジタル化を進めている。同推進室は、前身となるウェブ戦略部を統括していた相川慎太郎執行役員が室長を務め、現在15人が所属。「シュリンクが懸念されるファッション小売市場から、デジタルを活用していかに抜け出すか。その探求が使命」(相川氏)とする。グループ全体のサポートをしながらも、あくまで「各ブランドの独自性を守った、サザビーリーグらしいやり方でデジタル化する」(相川氏)点が特徴だ。
(中村維)
サザビーリーグには、飲食なども含め44ブランドがある。アパレル事業はその半数を占め、ほぼすべてにECサイトがあり、それぞれが独自に運営を続ける。顧客IDは各カンパニーが管理。「マーケティングも顧客も全く異なるため、横串にはしない」とし、グループポータルでのECサイトは置いていない。
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