繊研新聞社が実施したアンケートによる「21年度SC売上高ランキング」で、83.1%の施設が増収となった。ほとんどが減収だった20年度とは様相が変わった。しかし、19年度比では96.6%の施設が減収で、平均で20.0%売り上げを減らした。回復しつつあるとはいえ、依然としてコロナ下の厳しい運営を迫られた。足元の第7波の影響も含めてコロナ禍前の水準を取り戻すのは時間がかかりそうだ。新施設の開発にブレーキはかかっているが、有力施設の機能強化は進み、順位を動かしている。
アウトレット初の1位
今回1位となったのは御殿場プレミアム・アウトレット。20年6月の増床が押し上げ、アウトレットモールとしても初の1位となった。運営する三菱地所・サイモンは前回は回答を見送っていたが、復活することで他のプレミアム・アウトレットを含め今回のランキングを動かしている。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!