靴メーカーなどによるサステイナブル(持続可能)なブランド開発が目立ってきた。以前から再生素材や生分解性素材の活用による製品開発は進められてきたが、ブランド全体をサステイナブルにすることで企業姿勢を打ち出すという流れだ。今後、消費者と価値観を共有し、通常より高い部材使用による価格問題をどう切り抜けるかが課題となってくる。
(古川富雄)
海外生産で価格抑え
靴は種類、製法にもよるが10以上の部材が必要だ。アッパーに使うレザーはもともと食用の副産物というサステイナブルな側面はある。それにしても全てをサステイナブルな部材にすると価格がネックになる。