地域連携のオリジナル商品で魅力を伝える専門店

2024/05/02 12:30 更新会員限定


ふじ子Tシャツとタオル、左のゾウはふじ子(アバンダンティズム)

 専門店の地域連携の表現方法として、地域発の商品開発がある。地域の企業や施設との協業でオリジナル商品を企画・開発し、顧客に地域の魅力を訴えている。アバンダンティズムは地元愛を刺激し、地元民の連帯を呼び掛ける。衣・ジェネラルストアは地域の伝統素材を使用した商品開発で、全国から訪れる客にこの地の誇れる技を訴える。

地元愛全開グッズ

アバンダンティズム(岡崎市)

 愛知県岡崎市のセレクトショップ、アバンダンティズムは、岡崎市東公園動物園の人気者、アジアゾウの「ふじ子」のプリントTシャツ、ブロマイド、タオルを製作、4月末から同店で販売を始めた。「地元応援のためグッズを作って盛り上げよう」と、岡崎市の承認を得て、同店を運営する樋口雄太さん、大島ユカさんが企画、地元のグラフィックデザイナーの幸福館がデザインした。

ふじ子ブロマイドも制作

 東公園動物園は入場無料。市内の幼稚園や保育園、小学校の遠足といえばここが定番。多くの市民に親しまれている。なかでも一番人気はふじ子。ふじ子は82年に14歳で来園し、40年以上にわたって市民に愛されている。今年で56歳。人間で言えば80代の高齢のゾウだが、4月13、14日に開いてもらったお誕生日会では、バースデーケーキを豪快に食べる姿を来園者に見せた。

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