紡績事業をコアビジネスとして、事業の継続と成長を目指している企業グループが長谷虎紡績(岐阜県羽島市)。ここにきて、人工たんぱく質「ブリュード・プロテインファイバー」や生分解PLA(ポリ乳酸)繊維、シルクなどのベンチャー企業への積極的な投資を進めている。このベースにあるのが、いかにコアビジネスの紡績事業を持続するか。そのための前提となる要素を、人、市場、設備の三つとする。
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カギは人と市場、設備
「人」に関するところでは、従業員の教育や技術継承、そして製造上の要である5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)の徹底などを挙げる。同社は「道徳」を経営の柱に据えている。
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