とかくバズワードを担ぐコンサルタントに惑わされ、方向性を見失っている企業がファッション業界では少なくない。日本だけではなく、先行している世界の事例を参考に、学びとなる理論をスタイラーの小関翼CEO(最高経営責任者)が紹介する。
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本稿を読まれている方は、コロナ禍以降に何が残っているのか、気になっているのではないでしょうか。アマゾンに務めていた私が起業し、ファッションテックを日本に紹介したのが15年。その後、日本でも普及しました。一方、22年はどうでしょう。ブロックチェーンやAI(人工知能)といったテーマで資金を集めていた企業の時価総額は大きく値を落とすなど、そのトレンドは揺り戻しにあっています。では、一体何が価値あるものとして残るのか。
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