鈴木靴下(奈良県三宅町、鈴木和夫社長)は、自社ブランドの情報発信とEC事業の拠点となる新社屋を4月1日に本格稼働させた。米ぬか成分をレーヨンに練り込む原糸から開発した「米ぬか繊維」を世に出したのが06年。苦労を重ねながらも、靴下中心に保湿効果を評価するファンが増えてきた。ECを主とする自社ブランドは売上高の30%まで育った。「ここが次の時代へ第一歩を踏み出す場所になる」と鈴木社長は言う。
(山田太志)
米作りも手掛け
新拠点は本社工場から徒歩1分、畑や竹やぶに囲まれた場所にある。敷地面積は1300平方メートル、建屋面積は590平方メートルの2階建て。1階にショップや自社ブランド・EC関連事業の事務所、撮影スタジオ、包装加工場などを配し、2階は商品倉庫、イベントルームを設けた。
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